ついに7回目が終了!
みなさんレシピ考案の課題をクリアされ、【薬膳レシピスト】として巣立っていかれました。
私も感無量です!
生徒さんとのステキなご縁、本当に感謝致します。
7回目は五行の相関図を基に、今まで勉強してきたことと照らし合わせてお話しました。
なぜ五行を最後にもってきたかというと、それぞれ人間は体質があり、まず"自身の体質を知る"ということが最も重要だからです。
Aさんには合う食べ物でも、Bさんには合わない。
同じ環境でもBさんは元気なのに、Aさんは不調になってしまう。
五行は五つの要素が同じぐらいの力関係の場合、相性、相克として変化していきます。
でも、人には"敏感に働く臓器"や"体質のクセ"があります。
なので五行論ばかりにとらわれていると、当てはまらないことばかり出てきて混乱してしまうのです。
自身の体質を踏まえた上で、不調になった際に五行論をどのように生かしていくか。
この講座では、そのことを最もお伝えしたかったのです!
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最後は質問タイムをたっぷり設けました。
私自身もなるほど、と感じる質問ばかりでしたが、その中で一つご紹介致します。
【質問】
子供が苦いものを食べない(嫌い)なのは本能的に必要ないと思っているいう事を聞いたことがあるが、(「なぜ、子供はピーマンが嫌いなのか?」幕内秀夫 著)中医学的にそういう考えはありますか?
【回答】
あります。
まず、人間が五味の中で最初に覚えるのが甘味です。穀物類は自然な甘味だからです。なので最初は甘味のものを好んだ食べ、成長とともに他の味覚を覚えていきます。
そして、最後の味覚が苦味だといわれています。
なぜ苦味が最後なのか?
実は「毒」とされるものは苦味なんです。
先日、春の山菜はデトックス食材とお話しましたよね。
山菜は「苦味」がありますね。
要は「毒をもって毒を制す」ということなんです。
同じもので作用を打ち消す、ということです。
せっけんは油からできていますね。
でも、油をスッキリ落とすことができますね。
これと同じ原理です。
子供の五感も成長とともに出来上がっていきます。
まだ自身を守る感覚(自身にとって危険かどうか)が弱い、つまり判断しきれないうちは、毒かもしれない苦味を避けようとするのです。
成長して"毒じゃない"と判断できるようになったら自ずと食べるようになるようです。
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講座では薬膳レシピの作り方以外にも、心とカラダの関係などもお話しています。
私事ですが、4月より千葉に引っ越すことになりました。
次回から教室は外房線「誉田」駅より徒歩10分となります。
受講をご検討の方は宜しくお願い致します。
お問い合わせはこちらから↓
info@bigakuyakuzen.com
では、みなさま。
次回は千葉でお会いしましょう。
本当にありがとうございました!!
★ブルームRyoko★